Renesas RX621 下準備<プロジェクトの作成>
e2 studioとRenesas Flash Programmer(以下RFP)のプロジェクトの作成をし、作成プロジェクトファイルの確認と書き込みを行いたいと思います。
RX631とほぼ同じなので、
e2 studioのプロジェクトの作成はこちらを
embedded-blog.ccwo.net
RFPのプロジェクトの作成はこちらを
embedded-blog.ccwo.net
プロジェクトファイル確認と書き込みはこちらを
embedded-blog.ccwo.net
を参考にしつつさくさく進めたいと思います。
e2 studioのプロジェクトを作成していきます。
ファイル→新規→C Project
・選択したタイプのプロジェクトを作成します。
プロジェクトの種類:
Executable (Renesas) Sample Project
ツールチェイン:
Renesas RXC Toolchain
を選択します。
・ターゲット固有の設定の選択
ターゲットの選択: R5F56218BxDP(今回使用するのはR5F56218BDFP)
上記以外はデフォルト
・コード生成とFITの設定
デフォルト
・追加CPUのオプション
デフォルトを推奨(任意で変更)
・グローバル・オプション設定
デフォルト
・標準ヘッダー・ファイル
ライブラリー構成: C(C99)
任意のヘッダー・ファイルの選択
・各種スタック領域を設定し、サポート・ファイルを追加
ユーザー・スタック・サイズ: 2000
ハードウェア設定関数の生成: C/C++ Source File
これでプロジェクトの作成を「終了」します。プロジェクの要約がホップアップするので「OK」を押します。
e2 studioの設定はこれで終了します。ctrl+Bもしくは左上トンカチマークを押しビルドします。(初回は標準ライブラリーのビルドのため、少々長くなります。)
RFPのプロジェクトを作成していきます。
RFPを開きます。
画像中の青色になっているワークスペースRXで右クリックをし、プロジェクトの追加を選択します。
・新しいワークスペースの作成
使用するターゲット・マイクロコントローラ: グループ→RX 製品名: Generic Boot Device
プロジェクト名: 任意のプロジェクト名
に設定します。
・通信方式
今回はCOMを使用するので、使用ツールはRXが接続されているCOM番号を選びます。
・Genericデバイス問い合わせ
すべてに緑チェックが付いたらOKを押します。
・クロック供給
入力クロック: 12MHz(入力メインクロックを入力します。)
CKP: 4
・通信速度
「デフォルト値を使用する」のチェックを外し、115200bpsを選択します。
設定できましたら、「完了」を選択し、プロジェクトの作成を終了します。
つぎに、RFPで作成したプロジェクトにプログラム・ファイルを追加します。
画像中の青色になっているプロジェクト***で右クリックをし、プログラム・ファイルの追加をします。
~/(e2 studioプロジェクト名)/HardwareDebug/(e2 studioプロジェクト名).mot
を選択し、プログラム・ファイルを追加します。
この状態で一度鉛筆マークもしくは(e2 studioプロジェクト名).motの上で右クリックをし書き込みを選択し書き込みましょう。
(書き込み等に失敗する場合はマイコンを一度リセットし、画像左上緑色ボタンで接続を一度解除し、再接続し書き込みましょう。)
これでe2 studioとRFPのプロジェクト作成が完了しました。