CCWO Embedded Space

CCWOの日々の開発を発信するブログ

ブルーレイドライブ 分解

ぼ・・・ぼくはSHIROBAKOのBDがみたかっただけなのに・・・

ブルーレイドライブの分解

3連休を使って来週公開(2020/2/29)のSHIROBAKOの劇場版のために、SHIROBAKOのアニメを見返そう!と思いました。

shirobako-movie.com

サブのWindows PCにブルーレイドライブがあるので、それでみようと思ったのですが・・・。

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どうしてこうなった・・・。上の写真はブルーレイドライブの残骸です。

分解してみた結果、どうやらディスクをキャッチする機構が壊れていたようです。そのため、ディスクをキャッチすることができず、ディスクを読み込めず認識できないということがわかりました。

分解

ここからは分解途中の写真をみながらブルーレイドライブの中身をみていきます。

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底面は5本のネジで止められています。まずはこちらを外します。

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何やら基板が何枚かとメカの機構が現れました。

基板

まず写真上側の基板からみていきます。

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こちらがメイン基板のようです。役割は複数あるようです。

  • SATAから電源を受ける
  • SATAでマザーボードと通信する
  • 左側白色のコネクタ:ヘッド位置制御機構を動かす
  • 左下灰色のコネクタ:トレイ位置制御機構を動かす
  • 右下白いのコネクタ:ディスクの回転とキャッチ機構を動かす

と盛り沢山の役割のようです。メインのマイコンにはRenesasのH8マイコンが使われています。おそらく左下のヒートパッド付きのICがヘッド位置とトイレ位置を動かすモータードライブ用のICだと思われます。

次に下側にあった基板をみていきます。

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こちらはトレイの位置制御用の基板だと思います。配線のパターンも単純かつIC等が何もない点からして制御はメイン基板で行っていて、こちらの基板はただ単に配線をしているだけのようです。

基板は全部で2枚搭載されていました。

メカ

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ここが、ブルーレイのディスクスキャン用のヘッドの位置を動かす機構です。

画面白枠の箇所に注目していただきたいです。送りネジと同じピッチの溝が彫ってあるパーツを押し付けることで送りネジの動力をヘッドに伝えることでヘッドを動かしています。以外とこんなのでも耐久性出るんだ〜って機構でした。写真のQRが貼ってある部品がスキャナです。相当複雑な形状をしていました。

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次にトレイを送りだす機構ですね。モーターにベルトがついていてギアを使って動力の伝達方向を奥行き方向に変換しています。

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こちらがトレイ下のヘッドが固定されている部分なのですが、四隅の防振用マットを経由して本体の取り付けられています。驚いたのが以外と左右方向に自由が効くんですね。ある程度ディスクの位置などのズレがあっても対応できるようになっているのでしょうか。

写真

写真をつらつらと載せておきます。

ヘッドの写真です。ブルーレイ用のヘッドってことで若干青色っぽいですね。あと、かなり極数の多いフレキでメインの基板につながっています。相当のデータ量があるのでデータはパラレルで送っている部分もあるんでしょうね。

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というわけで分解レポートでした。