NVIDIA Jetson Nano 分解
NVIDIA Jetson Nano 分解
NVIDIA Jetson Nanoを分解します!
実は一台壊れてしまったJetson Nanoがあり今回はこれを分解したいと思います笑
SDRAMの初期化エラーが出ていて購入元のSeeed Studioさんから故障認定されたものです。
もう一台あるので使うときはそちらを使いたいと思います。
ツイートはこちら
wkwkでmicroSDにイメージ焼いて電源つけたら画面さっぱりつかぬ…
— CCWO (@C_C_WO) 2019年8月14日
そんな壊れるなんてことあるぅ…? pic.twitter.com/CQyckD8GM2
壊れたjetson nanoからシリアルのデバックログを読めた
— CCWO (@C_C_WO) 2019年8月20日
sdramの初期化でエラー吐いとるの pic.twitter.com/ocRkS5CjiT
@seeedstudio の対応が論理的で素早くて素晴らしかった
— CCWO (@C_C_WO) 2019年8月21日
壊れた jetson nano は交換品を送ってくれるそうだ
ついでに送料無料で買い物もさせてくれた笑
Serialデバッグの図
こういう時にSerial変換のブレークアウトボードがあると助かる pic.twitter.com/j2XqDxyFxa
Jetson Nano の購入はこちらから
NVIDIA Jetson Nano Developer Kit - 強力 AI コンピュータ 開発者キット
- メディア: エレクトロニクス
分解
こちらが壊れてしまったJetson Nanoです。
ブレークアウト基板とドーター基板の取り外し
まずは、ブレークアウト基板とドーター基板を分離します。
ブレークアウト基板
表側
裏側
ヒートシンクと金属のプレートが基板を挟み込むような形で固定されています。ここに星形の特殊なネジが使用されています。
ドーター基板
ヒートシンクの取り外し
次にブレークアウト基板のヒートシンクを取り外します。
星形ドライバー6Hを使って取り外します。
左列にある星の6Hというドライバーです。このキットはiPhoneだったりを分解するためのドライバーセットです。下に概要があります。
グリスが結構な量塗ってありました。
チップの取り外し
ヒートガンを用いてメインチップとSDRAMを取り外します。
メインチップはNVIDIAの刻印があるものです。SDRAMは基板上面にある横長のチップです。
ヒートガンで5分ほど温めると基板がメキメキとそり始めてメインチップが取り外せました。同じ要領でSDRAMも順に取り外します。
とりあえず取り外した様子はこんな感じです。チップがスライドした関係でハンダが少しぐちゃぐちゃになっっています。
フットプリントはBGAですね。このパターンは一体何ピンなんでしょうか笑
メインチップの表と裏を清掃しました。
こんなBGAのフットプリントを拝むことはなかなかないので貴重な機会です。
次にSDRAMです。
変わったフットプリントですね。SDRAMは横長の物が多いですが、だいたいこのパターンなんですかね。
最後に基板と並べて写真を撮ってみました。もう動かすことは出来ないでしょう・・・
道具
分解に使った道具は以下の2つです。
Jetson Nano の分解レポートでした。