STM32F303K8 デバッグ設定
NucleoはST-LINK/v2がオンボードにあるので、エミュレーターを使うことができます。その設定を行います。
ちなみに
RenesasだとE1/E2 emulator
MicrochipだとMPLAB ICD
みたいなのがあります。ただしこれら1マソから2マソくらいするので、なかなか高価です。回路規模も大きいですし、なかなか使うのはよっぽどじゃないとないかと思います。
それに比べてSTはNucleoだとオンボードだし、ST-LINK/v2は3000円くらいなのでいろいろと良心的ですね。
というのはおいておいて、設定をしてきます。
まずはビルドします。トンカチマークです。
次に、左のプロジェクトツリーのTEST01で右クリックします。
Debug As→Debug Configurations を選択します。
Debug Configurations画面が開きます。
次に左のツリーからAc6 STM32 Debuggingで右クリックして、Newを選択します。
Search Project...から.elfファイルを選択します。
右下のDebugボタンを押せばDebugが開始します。
こんな画面に遷移すれば成功です。
他のプロジェクトのデバッガーをつなげたりするとエラーになるので、他のプロジェクトの接続は切っておきましょう。
ここらへんをいじってデバッグをします。
ぽちぽち押していればいろいろとやりかたがわかると思います。基本的にはResume・Terminateをよく使うと思います。
エミュレーターというのは、プロジェクト中にbreakpointをおいて任意の場所でプログラムを止めたり、現在の変数の値を参照できたりする機能です。右上のVariablesというタブに変数が一覧表示されます。レジスタの現在の値あったりも参照できたりします。マイコンを素早く開発するためのツールということです。使いこなせれば超強力。(ぜんぜん使いこなせていないけど笑)
デバッグを終わるときは虫のマークからとなりのCのマークを押せばもとの画面に戻ります。
20170816の記事