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Quartus Prime と ModelSim の NativeLink の使い方

Quartus PrimeとModelSim(Intel Starter Edition)はNativeLinkという方式でQuartus Primeから直接ModelSimを起動することができます。
しかし、デフォルトではModelSimを起動することができないため起動方法を示します。

まず、ModelSimは
Tools>Run Simulation Tool>RTL Simulationから起動します。
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しかし、デフォルトの設定では以下のエラーで起動することができません。
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Cannot lunch the ModelSim-Altera software because you did not specify the path to the executables of the ModelSim-Altera software

そのため、Tools>Options>EDA Tool Options ModeSim-Alteraに

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C:\intelFPGA_lite\18.1\modelsim_ase\win32aloem

を設定します。このフォルダには

modelsim.exe

ModelSimの実行ファイルが保存されている場所をしてすればよいです。

これでModelSimは無事に起動するはずです。NativeLinkで起動した場合は、シミュレーションに必要なデザインファイル(altera-mf)があらかじめコンパイルされた状態で登録されるので、そのままシミュレーションを開始することができます。便利。

ModelSimの有償版を使っている場合は、
Alteraメガファンクションを個別に生成して、シミュレーションに登録する必要があるので注意。
しかし、ホビーでModelSimの有償版を使っている人は勇者すぎるのであまり参考には(笑)